最近は消費税の導入が取り沙汰されたりしていますが、住宅ローン控除の延長など、景気を復活させるため、住宅購入についての優遇税制も色々と取られています。
これに伴い、「今が不動産の買い時だ」等という事も耳にする機会が増えてきたと思います。
これはもちろんその通りで、使える制度や金利等の市況を最大限に活用していくのは良い事だと思います。
ただ、住宅ローン控除は既にあった制度が「延長」される訳ですし、住宅エコポイント、フラット35、登録免許税等の優遇等は、既に皆さんもご存じの通り、以前からあった制度です。住宅ローンの金利も以前より低い水準が続いています。
制度や市況を前提とするならば、以前より買い時な状況は継続しているのです。
実は買い時を判断する時には、その前にもっと大切な事があります。
市況や税制等の外的要因よりも、ご自身の購入ニーズや生活状況等のニーズがどれだけあるのかという点です。
ライフプランという程、大袈裟に捉える必要もありませんが、ご自身の生活イメージをしっかりと浮き彫りにする事が重要です。
具体的には、①必要な住環境はどんなものか?②どんな住環境を望んでいるのか?③何で引っ越すのか?といった事をしっかりと認識して置く事です。
この点がぶれてしまうと営業トークに流されてしまう可能性が強まります。
市況や税制等の外的要因は、まさに政治の営業トークです。
必要な方は最大限生かすのが宜しいとは思いますが、必要も無いものをいくらお得に購入しても、そもそも必要は無い訳ですから、結局は損をしてしまう事になるでしょう。
外的要因は外的要因として有効に活用しつつ、ご自身の購入タイミングをしっかり見極めていけると良いと思います。
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